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2022/3/11 掲載記事

松由さん(左から2人目)とくるり棒を振るう園児

松由さん(左から2人目)とくるり棒を振るう園児

「青天を衝け」藍畑監修の松由さん
園児・児童に種取り指導(深谷市)

深谷市立深谷東幼稚園(斉藤実園長)の年長園児は2月28日、大河ドラマ「青天を衝け」の藍栽培を監修した松由拓大さんから指導を受け、藍の種取り作業を市立常盤小学校で体験した。幼稚園と小学校の連携活動の一環で、児童たちが育てた「青天の藍の種」は次の世代へつながった。

松由さんは、栃木県矢板市の藍農家。ドラマの中で藍は、主人公・渋沢栄一の商才を表す重要なポイントとして描かれ、栄一の生誕の地・血洗島村を再現した広大なオープンセットが組まれた。

「青天の藍の種」は、ドラマのオープンセットで栽培された藍の種。市内の小・中学校などに配布され、ふるさとについて学ぶ授業などで活用されている。松由さんは、「大河ドラマでは、総計約1haの藍畑が造成されました。全国で藍の作付面積は25haほどなので規模の大きさが際立ちます。逆に、藍農家の減少も感じさせます。青天の藍の種は、朝顔を育てるように藍を身近に感じる取り組みとして、深谷から発信されることを願います」と語る。

種取り体験は、常盤小4年生と松由さんの種まき時の交流をきっかけに実現した。園児たちは、振るうと回転する棒を竿先に取り付けた農具「くるり棒」を打ち付けたり、唐箕と呼ばれる選別機にかけたりしながら、乾燥させた藍から小さな種を採っていった。松田直昌ちゃんは「葉っぱから種が取れて楽しかった」。金澤心音ちゃんは「もらった種を妹とまきたい」と話した。

なお、常盤小の4年生と特別支援学級の児童も松由さんと種取りを体験。収穫した種は、「日ごろからお世話になっている地域の方々へお配りし、感謝を伝えたい」としている。

協力して選別機をかける

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「青天を衝け」藍畑監修の松由さん
園児・児童に種取り指導(深谷市)

松由さん(左から2人目)とくるり棒を振るう園児

松由さん(左から2人目)とくるり棒を振るう園児

2022/3/11 掲載記事

深谷市立深谷東幼稚園(斉藤実園長)の年長園児は2月28日、大河ドラマ「青天を衝け」の藍栽培を監修した松由拓大さんから指導を受け、藍の種取り作業を市立常盤小学校で体験した。幼稚園と小学校の連携活動の一環で、児童たちが育てた「青天の藍の種」は次の世代へつながった。

松由さんは、栃木県矢板市の藍農家。ドラマの中で藍は、主人公・渋沢栄一の商才を表す重要なポイントとして描かれ、栄一の生誕の地・血洗島村を再現した広大なオープンセットが組まれた。

「青天の藍の種」は、ドラマのオープンセットで栽培された藍の種。市内の小・中学校などに配布され、ふるさとについて学ぶ授業などで活用されている。松由さんは、「大河ドラマでは、総計約1haの藍畑が造成されました。全国で藍の作付面積は25haほどなので規模の大きさが際立ちます。逆に、藍農家の減少も感じさせます。青天の藍の種は、朝顔を育てるように藍を身近に感じる取り組みとして、深谷から発信されることを願います」と語る。

種取り体験は、常盤小4年生と松由さんの種まき時の交流をきっかけに実現した。園児たちは、振るうと回転する棒を竿先に取り付けた農具「くるり棒」を打ち付けたり、唐箕と呼ばれる選別機にかけたりしながら、乾燥させた藍から小さな種を採っていった。松田直昌ちゃんは「葉っぱから種が取れて楽しかった」。金澤心音ちゃんは「もらった種を妹とまきたい」と話した。

なお、常盤小の4年生と特別支援学級の児童も松由さんと種取りを体験。収穫した種は、「日ごろからお世話になっている地域の方々へお配りし、感謝を伝えたい」としている。

協力して選別機をかける

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