トルコと交流深める本庄市
大地震の復興支援呼びかけ
（本庄市）

本庄市役所市民ホールの募金箱

2023/2/24 掲載記事

本庄市は、交流を深めるトルコの大地震発生を受け、被災者・復興支援のための寄付を募っている。

大地震は、6日にトルコ南部のシリア国境近くで発生した。2日後には、市のホームページで申し込みフォームを開設し、持参にも対応。これまで16日に100万円、17日に200万円、21日に200万円と、一定の金額に達するごとに駐日トルコ大使館に送金している。寄付状況などを市のホームぺージで発表している。また、社会福祉協議会では、トルコ・シリア地震救援金として、市役所・児玉総合支所・はにぽんプラザに募金箱を設置した。

市内には、江戸時代の盲目の国学者で、埼玉三偉人の一人に数えられる塙保己一の生誕地が所在する。市は保己一の功績をたたえ、共生社会の実現を目指すとともに、ロービジョンフットサルやブラインドサッカーなどの障害者スポーツの支援に力を注いでいる。

東京2020オリンピック・パラリンピックの前には、トルコのブラインドサッカーやパラテコンドーの事前合宿の受け入れを表明し、ホストタウンとして交流を続けてきた。トルコ大使館の協力で市民との交流事業に数多く取り組み、大使や大使夫人の来訪時には互いの文化・歴史を紹介し合い、理解を深めた。

寄付で来庁した市内の女性2人は、「日本が災害で苦しんでいる時には、外国から多くの支援をしていただきました。少しでも役に立てればうれしい。本庄市がトルコのホストタウンということも知っていたので安心して託しました」と話した。

また市は、3月1日から3日に「ケバブを食べてトルコ大地震被災地を支援しよう」プロジェクトを実施する。詳しくは、市ホームページで紹介している。

関連リンク

• トルコ大地震復興緊急支援寄附（本庄市役所）