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2023/3/24 掲載記事

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オンライン交流で絵本を朗読

横瀬の魅力どこにある?
絵本を作って考える
(横瀬町)

横瀬町立横瀬小学校(浅沼健一校長)の3年生有志5人は、小学校などの教員を目指す大学生との絵本作りを通じ、町の魅力について改めて考えた。完成した絵本は、島根県の隠岐諸島にある海士町立福井小学校の3年生とのオンライン交流で紹介。子どもたちの郷土愛と表現・発信する力を育む機会になった。

子どもたちの絵本作りを提案したのは、十文字学園女子大学(新座市)の児童教育学科・羽田邦弘教授のゼミに参加する10人の学生たち。横瀬町とは、県農林部の中山間「ふるさと支援隊」の活動から交流を深め、町がプロジェクトやアイデアの実践の場を提供する事業「よこらぼ」で採択された。

子どもたちは、1月から3月までの計9日間、大学生と交流しながら絵本作りに取り組んだ。手描きの町の地図に、子どもたちが感じる魅力ある場所と事柄を落とし込み、イメージを膨らませながら物語を創作。地元のシンボル「武甲山」などを舞台にした絵本や物語を一人一つずつ仕上げた。

13日のオンライン交流会では、5人がそれぞれ作品を朗読し、楽しく横瀬の魅力を伝えた。福井小からは、学校や海士町、鎌倉時代に承久の乱で敗れ隠岐に流された後鳥羽上皇ゆかりの神社などの紹介があった。

横瀬小の南将仁君と田口竣惺君は、「自然がいっぱいで住んでいる人が優しい横瀬町の良い所が伝えられました。お互いのことが良く分かったと思う」と笑顔だった。

プロジェクト代表の十文字学園3年・徳茂郁織さんは、「子どもたちの視野が広がる取り組みが実践できる先生になりたい。横瀬の小学生との交流は貴重な機会になりました」。オンライン交流を見守った富田能成横瀬町長は、「絵本の創作と発表、島の子たちとの交流は、横瀬の子どもたちにとって、とても良い経験になったと思います」と互いに感謝の心を表した。

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プロジェクトに参加した子どもたちと大学生ら(右は羽田教授)

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横瀬の魅力どこにある?
絵本を作って考える
(横瀬町)

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オンライン交流で絵本を朗読

2023/3/24 掲載記事

横瀬町立横瀬小学校(浅沼健一校長)の3年生有志5人は、小学校などの教員を目指す大学生との絵本作りを通じ、町の魅力について改めて考えた。完成した絵本は、島根県の隠岐諸島にある海士町立福井小学校の3年生とのオンライン交流で紹介。子どもたちの郷土愛と表現・発信する力を育む機会になった。

子どもたちの絵本作りを提案したのは、十文字学園女子大学(新座市)の児童教育学科・羽田邦弘教授のゼミに参加する10人の学生たち。横瀬町とは、県農林部の中山間「ふるさと支援隊」の活動から交流を深め、町がプロジェクトやアイデアの実践の場を提供する事業「よこらぼ」で採択された。

子どもたちは、1月から3月までの計9日間、大学生と交流しながら絵本作りに取り組んだ。手描きの町の地図に、子どもたちが感じる魅力ある場所と事柄を落とし込み、イメージを膨らませながら物語を創作。地元のシンボル「武甲山」などを舞台にした絵本や物語を一人一つずつ仕上げた。

13日のオンライン交流会では、5人がそれぞれ作品を朗読し、楽しく横瀬の魅力を伝えた。福井小からは、学校や海士町、鎌倉時代に承久の乱で敗れ隠岐に流された後鳥羽上皇ゆかりの神社などの紹介があった。

横瀬小の南将仁君と田口竣惺君は、「自然がいっぱいで住んでいる人が優しい横瀬町の良い所が伝えられました。お互いのことが良く分かったと思う」と笑顔だった。

プロジェクト代表の十文字学園3年・徳茂郁織さんは、「子どもたちの視野が広がる取り組みが実践できる先生になりたい。横瀬の小学生との交流は貴重な機会になりました」。オンライン交流を見守った富田能成横瀬町長は、「絵本の創作と発表、島の子たちとの交流は、横瀬の子どもたちにとって、とても良い経験になったと思います」と互いに感謝の心を表した。

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プロジェクトに参加した子どもたちと大学生ら(右は羽田教授)