田んぼアート 事前学習に熱
川本南小の名物 開校150年の記念へ
（深谷市）

七輪でせんべいを焼き上げる

2023/4/14 掲載記事

深谷市立川本南小学校（染谷明信校長）は、5年生の稲作体験に田んぼアートを取り入れている。10年以上続く名物行事で、今年度は開校150年を記念する節目の年。6月の田植えに向け、事前学習に前向きに取り組んでいる。

田んぼアートは、もち米や古代米など稲穂や葉の色が違う苗を植え、田んぼをキャンバスに見立てて描く絵画。昨年は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目を集める地元出身の武将・畠山重忠と市のイメージキャラクター・ふっかちゃんをかけ合わせた絵柄を浮かび上がらせた。

事前学習では、稲作の歴史や道具、米の種類などを調べた。3月16日には、学習の発展として米の加工品について学ぶせんべい焼きを体験。地元の松崎米菓から特別にせんべい生地の提供を受け、校内の広場で七輪を使って焼き上げた。地元特産の「重忠みそ」を塗って火にかけると香ばしい匂いが辺りに漂った。

アツアツを味わった大塚美空さんと神山史花さんは、「生地がだんだんふっくらしてくる様子に見入ってしまいました。世界一おいしいおせんべい」と喜んでいた。

今回の絵柄は、「開校150年」と「ふっかちゃん」をテーマにするそうで、6月に田植えを予定している。

焼き立てをほお張る

• 深谷市立川本南小学校