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2023/6/9 掲載記事

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吉田市長(左)へレプリカキーを手渡す梅村さん

ゼロカーボン推進へステップ
市民から電気自動車の寄付
(本庄市)

2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に挑戦する本庄市は、環境に配慮した公用車の導入を進めている。5月24日には、その趣旨に賛同した市内の梅村孝雄さん(84)から2台の電気自動車の寄付があり、贈呈式が開かれた。

寄付された車は、ともに大容量バッテリーを搭載し、供給される電気を動力源に走行する軽自動車で、車体には市マスコットキャラクター「はにぽん」がデザインされている。給電機能を有し、災害時の非常用電源のほか、屋外イベントでのステージ・ブースへの電源供給にも活用される。

寄付者の梅村さんは、市内で医薬品の小売・卸売業を経営し、約10年前に事業を清算した。14年には、学校薬剤師を務めた市立本庄東中学校へ防犯カメラを寄贈し、18年までに全16市立小・中学校へ贈った。昨年には、はにぽんのラッピングカーとしてミニバンの公用車を購入するための費用を寄付している。「本庄市で生まれ育ち、地元の中山道沿いで商売をさせてもらい、終活の一環として市に恩返しをしたいと思っていました。市民の方々にとって住みよいまちになることを願います」と話した。

吉田信解本庄市長は、これまでの多大な寄付に謝辞を述べ、「市の環境政策をより一層推進する大きなステップになりました」と語った。

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贈呈式では給電の実演も

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ゼロカーボン推進へステップ
市民から電気自動車の寄付
(本庄市)

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吉田市長(左)へレプリカキーを手渡す梅村さん

2023/6/9掲載記事

2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に挑戦する本庄市は、環境に配慮した公用車の導入を進めている。5月24日には、その趣旨に賛同した市内の梅村孝雄さん(84)から2台の電気自動車の寄付があり、贈呈式が開かれた。

寄付された車は、ともに大容量バッテリーを搭載し、供給される電気を動力源に走行する軽自動車で、車体には市マスコットキャラクター「はにぽん」がデザインされている。給電機能を有し、災害時の非常用電源のほか、屋外イベントでのステージ・ブースへの電源供給にも活用される。

寄付者の梅村さんは、市内で医薬品の小売・卸売業を経営し、約10年前に事業を清算した。14年には、学校薬剤師を務めた市立本庄東中学校へ防犯カメラを寄贈し、18年までに全16市立小・中学校へ贈った。昨年には、はにぽんのラッピングカーとしてミニバンの公用車を購入するための費用を寄付している。「本庄市で生まれ育ち、地元の中山道沿いで商売をさせてもらい、終活の一環として市に恩返しをしたいと思っていました。市民の方々にとって住みよいまちになることを願います」と話した。

吉田信解本庄市長は、これまでの多大な寄付に謝辞を述べ、「市の環境政策をより一層推進する大きなステップになりました」と語った。

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贈呈式では給電の実演も