消防の重要性学ぶ
小学生が消防士体験
（行田市）

力強くロープを渡る

2023/8/11掲載記事

夏休み一日消防士体験が３日、行田市消防本部で開催された。

火災予防に関する意識向上と普及啓発を目的とした体験に、小学４年生から６年生まで、77人が参加。職員から消防の仕事について説明を受け、消防本部や消防車両を見学した。いくつかの訓練も模擬体験した。子どもたちは防火衣に素早く着替える着装訓練、火に見立てた的に水をかける放水訓練、不安定なロープにぶら下がって渡る救助訓練を次々に体験した。

参加した松本真実さん（４年）は「放水訓練ではホースが重かったけど、的に当てられたのでうれしかった」と、古舘璃莉さん（同）は「救助訓練でロープを渡るのには体力が必要で、消防士さんって大変な仕事だなって思った」と話していた。吉澤宏消防長は「体験は４年ぶりの開催となります。今日の体験で消防の重要性を知ってもらい、防災意識を高めてもらえれば」と力を込めた。

的目がけて放水

• 行田市消防本部