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2023/10/27 掲載記事

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独自システムの実演に沸く参加者

災害に備え自治会で団結
独自の防災システム実演
(本庄市)

本庄市小島南自治会(鳥羽孝夫会長)の自主防災隊による防災訓練が15日、小島南自治会館で開かれた。円滑な自治会活動を推進するため、デジタル技術の導入を図る小島南自治会DX(デジタルトランスフォーメーション)化推進セクションの岩崎明さんが、独自の「緊急安否確認システム」を実演した。

このシステムは、専用のパソコン・スマホアプリから名前と電話番号を入力し、位置情報とともに「無事です」「たすけて」など4つの定型メッセージから状況を伝える仕組みとなっている。

避難警戒レベル3以上、または地震などの大災害が発生した際に、自治会役員が受信用のパソコンを運用し、支援の実行へとつなげていく。今後は、メッセージを返信するなどの機能拡張を目指し、行政と連携を深めていきたいとしている。

防災訓練では、新潟県中越地震の経験から立ち上がった中越市民防災安全士会の女性部が非常食となるポリ袋調理を実演。ドローンをまちづくりに活用し、災害現場でも役立てたいと活動する本庄市自治会ドローンクラブ(境野良一代表)のブース出展、民生・児童委員による自力避難できない避難行動要支援者の安否確認訓練もあった。

会場には、吉田信解本庄市長を始め、地元選出の議員、県・市の防災担当者、地元消防機関の代表らが駆けつけた。参加者は、意見を交わし交流を深め、防災意識を高める機会としていた。

鳥羽会長は、「あいにくの雨天でしたが、いつ・どこで起こるか分からない災害について考えるきっかけにしてもらおうと、規模を縮小して決行しました。地域の防災意識を高め、日頃から備えていきたい」と話した。

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システムを開発した岩崎さん

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災害に備え自治会で団結
独自の防災システム実演
(本庄市)

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独自システムの実演に沸く参加者

2023/10/27掲載記事

本庄市小島南自治会(鳥羽孝夫会長)の自主防災隊による防災訓練が15日、小島南自治会館で開かれた。円滑な自治会活動を推進するため、デジタル技術の導入を図る小島南自治会DX(デジタルトランスフォーメーション)化推進セクションの岩崎明さんが、独自の「緊急安否確認システム」を実演した。

このシステムは、専用のパソコン・スマホアプリから名前と電話番号を入力し、位置情報とともに「無事です」「たすけて」など4つの定型メッセージから状況を伝える仕組みとなっている。

避難警戒レベル3以上、または地震などの大災害が発生した際に、自治会役員が受信用のパソコンを運用し、支援の実行へとつなげていく。今後は、メッセージを返信するなどの機能拡張を目指し、行政と連携を深めていきたいとしている。

防災訓練では、新潟県中越地震の経験から立ち上がった中越市民防災安全士会の女性部が非常食となるポリ袋調理を実演。ドローンをまちづくりに活用し、災害現場でも役立てたいと活動する本庄市自治会ドローンクラブ(境野良一代表)のブース出展、民生・児童委員による自力避難できない避難行動要支援者の安否確認訓練もあった。

会場には、吉田信解本庄市長を始め、地元選出の議員、県・市の防災担当者、地元消防機関の代表らが駆けつけた。参加者は、意見を交わし交流を深め、防災意識を高める機会としていた。

鳥羽会長は、「あいにくの雨天でしたが、いつ・どこで起こるか分からない災害について考えるきっかけにしてもらおうと、規模を縮小して決行しました。地域の防災意識を高め、日頃から備えていきたい」と話した。

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システムを開発した岩崎さん