2026/7/10 掲載記事

クビアカツヤカミキリを探す参加者
本庄市内有数の桜の名所として知られるこだま千本桜で6月28日、外来昆虫のクビアカツヤカミキリの捕獲作戦が行われた。桜の食害被害が全国で深刻化するなか、地域団体「高柳さくらの会」(伊藤茂男会長)が中心となり、ゲーム感覚で楽しめる駆除イベントを企画。地域の子どもたちをはじめ、約150人が参加した。
高柳さくらの会はこれまで、こだま千本桜の開花に合わせて桜まつりを開催し、地域の春を彩ってきた。しかし、昨年4月ごろから、これまで被害をほとんど感じなかった桜並木に異変が現れ始めた。
幼虫が木の中を食べ進める時に出る木くず「フラス」が目立つようになり、これは被害拡大のサインだとして会員たちは市に危機感を訴えた。幼虫が桜の木を内部から食い荒らせば、伐採を余儀なくされる危険がある。そのため、市の協力を受け、メンバーの手で幼虫が潜んでいそうな穴を見つけては、薬剤を入れる地道な作業を続けている。
捕獲作戦では、参加者がチームに分かれ、クビアカツヤカミキリの捕獲数を競った。成虫は、2年前に産みつけられ、木の中を2年間食い荒らしてから現れたもので、放置すれば被害が拡大してしまう。今年は、6月14日に最初の1匹を確認してから、毎日およそ100匹近くが現れているという。
ぐずついた天気のため成虫の姿は少なかったが、イベントを通してこだま千本桜の危機を地域に伝える貴重な機会となった。
伊藤会長は「雌は1匹で400個から1,000個もの卵を産みます。今の時期に成虫を駆除して産卵を防ぐことは、桜を守る重要な手段。郷土の偉人・塙保己一先生の言葉のような『世のため 後のため』になる活動だと思っています。薬剤注入のボランティアにも多くの方に協力していただきたい」と呼びかけた。

集まった多くの参加者に桜の危機を呼びかける
Copyright © saihokuyomiuri.
埼玉県北部・中央地区最大の地域情報誌

クビアカツヤカミキリを探す参加者
2026/7/10掲載記事
本庄市内有数の桜の名所として知られるこだま千本桜で6月28日、外来昆虫のクビアカツヤカミキリの捕獲作戦が行われた。桜の食害被害が全国で深刻化するなか、地域団体「高柳さくらの会」(伊藤茂男会長)が中心となり、ゲーム感覚で楽しめる駆除イベントを企画。地域の子どもたちをはじめ、約150人が参加した。
高柳さくらの会はこれまで、こだま千本桜の開花に合わせて桜まつりを開催し、地域の春を彩ってきた。しかし、昨年4月ごろから、これまで被害をほとんど感じなかった桜並木に異変が現れ始めた。
幼虫が木の中を食べ進める時に出る木くず「フラス」が目立つようになり、これは被害拡大のサインだとして会員たちは市に危機感を訴えた。幼虫が桜の木を内部から食い荒らせば、伐採を余儀なくされる危険がある。そのため、市の協力を受け、メンバーの手で幼虫が潜んでいそうな穴を見つけては、薬剤を入れる地道な作業を続けている。
捕獲作戦では、参加者がチームに分かれ、クビアカツヤカミキリの捕獲数を競った。成虫は、2年前に産みつけられ、木の中を2年間食い荒らしてから現れたもので、放置すれば被害が拡大してしまう。今年は、6月14日に最初の1匹を確認してから、毎日およそ100匹近くが現れているという。
ぐずついた天気のため成虫の姿は少なかったが、イベントを通してこだま千本桜の危機を地域に伝える貴重な機会となった。
伊藤会長は「雌は1匹で400個から1,000個もの卵を産みます。今の時期に成虫を駆除して産卵を防ぐことは、桜を守る重要な手段。郷土の偉人・塙保己一先生の言葉のような『世のため 後のため』になる活動だと思っています。薬剤注入のボランティアにも多くの方に協力していただきたい」と呼びかけた。

集まった多くの参加者に桜の危機を呼びかける