地元高校生がデザイン
「熊八像」お披露目
（寄居町）

手がけた「熊八像」を囲む美術部員ら

2025/9/12 掲載記事

寄居町にある亀の井ホテル 長瀞寄居のシンボル「熊八像」を、県立寄居城北高校の美術部が地域色を生かしたデザインで装飾した。

「熊八像」は全国展開している「亀の井ホテル」創業者の油屋熊八をモチーフにした像。地域とのつながりを深めることを目的に同ホテルが企画した「熊八像アートプロジェクト」として、地元の寄居城北高校美術部に装飾を依頼。部員13人が地域のシンボルである荒川や水天宮祭の花火などのデザインに装飾した。美術部の宮本匠部長（3年）は「お話をいただいた時、すぐに全員で参加を決めました。これまで個人制作が中心でしたが、部員全員で一つの作品を作り上げたのは初めてで、とても良い経験になりました」と振り返った。主にデザインを担当した北原叶夢さん（同）は「特にスプレーでの着色作業に苦労しました。最初は失敗して一からやり直しましたが、完成した像がロビーにしっくりと溶け込み、本当に良かった」と笑顔を見せた。

今月6日、美術部員をホテルに招いてお披露目式典を実施。清兼拓也支配人は「完成を楽しみにしていました。ホテルを訪れるたくさんのお客様に親しまれる存在になるでしょう。装飾に携わってくださった皆様に感謝しています」と話した。

水天宮祭の花火などをデザイン