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中央よみうり新聞

2025/10/10 掲載記事

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「旅立ちの日に」の作曲者・高橋さんが合唱を指導

「旅立ちの日に」誕生の物語
作曲者・高橋さんが語る
(本庄市)

卒業ソングとして全国的な知名度を誇る「旅立ちの日に」の作曲者・高橋浩美さんの講演会が9月20日、本庄南公民館で開かれた。会場には多くの聴講者が集まり、誕生の背景や曲に込めた思いに耳を傾けた。

「旅立ちの日に」は、秩父市立影森中学校の校長だった小嶋登さんの作詞、音楽科教諭だった高橋さんの作曲で、卒業する生徒たちへのプレゼントとして1991年に誕生した。

高橋さんは、運動部の男子生徒に参加を呼びかけ、混声合唱でNHKコンクールに挑戦したコーラス部の指導を振り返り、「男子が集まってくれたあの瞬間が、『旅立ちの日に』のルーツ」と語った。歌うことに喜びを感じた男子生徒は、校内の合唱祭をリードする存在になり、着任当初から目指した「歌声が響く学校」へと変わっていった。

作曲は、小嶋さんの歌詞を見てすぐにメロディーが浮かび、15分ほどで仕上げたという。3年生を送る会で教諭らの合唱で初披露し、生徒たちに感謝の気持ちを伝えられたことに涙した日を思い返した。

講演後には、高橋さんの歌唱指導があり、会場の全員で「旅立ちの日に」を合唱。思いを込めた美しい歌声を響かせた。

市内の小学校で歌の指導をボランティアでしている須野原仁実さんは、「卒業式で子どもたちが歌うので、曲に込められた思いを伝えながら指導していきたい」と語った。

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作曲者・高橋さんが語る
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「旅立ちの日に」の作曲者・高橋さんが合唱を指導

2025/10/10 掲載記事

卒業ソングとして全国的な知名度を誇る「旅立ちの日に」の作曲者・高橋浩美さんの講演会が9月20日、本庄南公民館で開かれた。会場には多くの聴講者が集まり、誕生の背景や曲に込めた思いに耳を傾けた。

「旅立ちの日に」は、秩父市立影森中学校の校長だった小嶋登さんの作詞、音楽科教諭だった高橋さんの作曲で、卒業する生徒たちへのプレゼントとして1991年に誕生した。

高橋さんは、運動部の男子生徒に参加を呼びかけ、混声合唱でNHKコンクールに挑戦したコーラス部の指導を振り返り、「男子が集まってくれたあの瞬間が、『旅立ちの日に』のルーツ」と語った。歌うことに喜びを感じた男子生徒は、校内の合唱祭をリードする存在になり、着任当初から目指した「歌声が響く学校」へと変わっていった。

作曲は、小嶋さんの歌詞を見てすぐにメロディーが浮かび、15分ほどで仕上げたという。3年生を送る会で教諭らの合唱で初披露し、生徒たちに感謝の気持ちを伝えられたことに涙した日を思い返した。

講演後には、高橋さんの歌唱指導があり、会場の全員で「旅立ちの日に」を合唱。思いを込めた美しい歌声を響かせた。

市内の小学校で歌の指導をボランティアでしている須野原仁実さんは、「卒業式で子どもたちが歌うので、曲に込められた思いを伝えながら指導していきたい」と語った。